2023-02-20から1日間の記事一覧
遠ざかる意識の中で夢想に浸る。 戦国時代にタイムリープするとはどういったことだろうか。 いや、それより。 カピラヴァストゥというのはお釈迦様の生まれた国じゃないか。 僕はそこに行くことになるのだろうか? 生きながら輪廻転生をするという意味だろう…
僕はなぜか必死で外に出るのを制止しようとしてくる親を振り切り、玄関のドアを開ける。 何やら親がわめき立てていたけど心配を掛けたかな。 不良になったと思われただろうな。 僕は自転車を漕ぎ、全速力で近くにある古本屋へ直行する。 時計を見る、もう夜…
僕はベッドに寝転がり冷静に今までの事を振り返った。 元の時代に戻れない可能性がある……。 果たして帰れないとして僕はこの時代で上手くやっていけるのだろうか。 正直、これはデートどころではないかもしれない。 観音様……夢には現れてくれないのでしょう…
これでいいのだ……。 僕は家に帰って勝ち誇ったかの様にして深呼吸をした。 あの後、先生からこっぴどく叱られたが関係ない。 誰が何と言おうと僕は僕の道を進むのだ。 でも、子供になってこの世界で僕は何を成し遂げればいいのだろう。 本当に過去を変えて未…
家に帰るとお母さんが自分の格好に目を丸くしていたが何も言わずにご飯を食べなさいと言ってきた。 完全に呆れられてるな。 でもこの展開は予想してなかった、てっきり怒るなり、叱るなりしてくると思ったのに。 ……まあ、いいか。明日のミッションを達成する…
「お母さん、ただいま」 僕は久しぶりの学校登校に神経を使ったのかベッドにすぐ横になった。 ……学校ってあんな感じだったかな。もっとレベルが低いものかと思っていたんだけどな。 いや、たまたま、あの小説オタクが気になっただけなんだ、きっとそうなんだ…
全校集会の時間になった、新学期が始まる定例の儀式なのだ。 うう、これはかなりきついな、立ちっぱなしというのは結構疲れるものだったんだな。 三十分も経過した後に解散となった。教室へと戻る様に先生に指導される。 教室に戻って来た後、今日は新学期と…
新しい朝が僕を迎えてくれる。何かとても、清々しい気持ちだ。 お母さんの手作りの朝食を食べる。 そうそう、懐かしいな。こんな味だったっけ。 そして、久しぶりの通学路を歩く。 学校は新学期が始まろうとしていた。 ダイヤルのメモリの目算は当てることが…
……タイムマシン? なるほどな。 見事に狸に化かされた訳だ。 確かに時を戻せたらどれだけいいだろうかと考えたことはある。 だがこんなボロボロな腕時計にそんなことができるとは到底思えない。 あんな夢、嘘に決まっている。 ……でも 子供の頃に戻れたらやり…